吉田慶子さんのひそやかなボサノヴァ
小さなギターの音 リズム
舌と歯のこすれる音 呼吸の音
商店街のシャッターの音
扇風機の音
15
左利きギタリスcoトgo
みにいくびっくりゃしてた
連絡もせす昨夏以来
18
シミツ子ばあさんx止x
木からいくつか教わる市
ことがあるあった
20
歴史は語りかける
ぼくの今の歳で
あの人はこころざしを持って
海を渡ったことを知る
22
その日いちばんの芸術は料理だった
観光客のための精進料理
外食産業のための精進料理
修行者のための精進料理
24
老師は店を出て少し歩き
休日でひと気のないビルの軒下に
頭陀袋を枕にして横になった
ぼくは老師の足元のほうに
尻をついて座ってひざの上にノートを開いた
目が開くのを待った
ボサノヴァ日本語
OTTさんの歌をきいて
はじめて名曲の詞が
聴こえてくるのだ
ぼくたちジョアニスタって
29
岡村ちゃんが
腕ふりあげる汗光る
30
三月の水という曲は
ブラジルで夏が終わって
なんだかさみししい気分を
曲にしたそうです
地球の反対側の日本では
九月があてはまろうか
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