御開帳に向けて 急遽
練習のために鳥取県に行くことにした
14日品川 京急バスターミナルから
東京-米子キャメル号に乗る
所要時間は11時間
こんなに遠いなら
軽い気持ちで再結成しようなんて
連絡しないほうがよかった
と考えてしまった
夜行バスでガンガン旅をするほど
ぼくらはもう若者ではないのだ
15日朝 山や川や畑や鬼の銅像が
バス窓の外に見えた 徐々に市街地へ
米子駅につく
夜勤明けの健寧さんが迎えに来てくれた
三朝町の三徳山三仏寺をお参りする
本堂の裏手に登山受付があり
名前を書いて輪袈裟を借りる
六根清浄と判が押してある
天候よい日曜日で参拝者も多かった
距離はさほどないが急な勾配を登っていく
途中で文殊堂や観音堂があるが
お堂は閉まっており 腰掛けたら
背中がつくくらいの縁側が
見晴台のようになっている
さらに山を登ると
国宝 投入堂が
切り立った岩がけのくぼみに
小ぶりのお堂がことりと納まっている
美しい
伝説では役行者がお堂ごと
投げ入れたということである
山を降りて三徳山開山1300年記念の
投入堂にまつわる講演を
市街地のホールに聴きに行く
健寧さんが左前方の席に
三仏寺の住職さんがいることを教えてくれた
夕方 一緒にジャスコで夕食とったら
健寧さんは夜勤に出てしまった
15日は練習できなかったのである
ひとり彼の下宿でギター練習して寝る
16日夜勤明けの健寧さん仮眠を少少
境港に連れて行ってくれる
水木しげるロードを歩き
着ぐるみ鬼太郎と一緒に写真をとり
妖怪にあいさつしてまわる
水木しげる記念館を見学
妖怪神社を参拝
水木しげるは偉大だ
午後健寧さんのつとめる
介護ホームにお邪魔し
お茶の時間のお年寄りの方方に
ぼくのギターと歌を聴いていただく
健寧さんの同僚によれば
完全なる選曲ミス だそうだ
まっとうなご意見 ホームも磐石
楽しんでいただけたのか心もとない
みなさんのお孫さんがきっと好きな曲
とか前置きしても 孫の好きな音楽まで
知るわけがないだろう
ホーム据え置きの歌集をみながら
ふるさとをみなさんで歌って締めとした
帰って練習
翌17日 健寧さんは日勤
ぼくは車を借りて蟹を食べに行き
海辺のベンチで昼寝した
米子行きの電車待ちの岸本駅で
ぼくのパンデイロと健寧さんの木魚でセッション
米子から東京行きのバス キャメル号に乗る
バスでは行きと同じスティーブン・セガールの
ICHIGEKIという映画を上映していた
バス席のヘッドホンで
B'zやサザンやオレンジレンジや中島みゆきを聴く
18日品川バスターミナルに着く
松戸の実家に行き 風呂に入り仮眠をとる
母の料理を久しぶりにおなかいっぱい食べ
御開帳の練習する
この練習がいちばんまともな練習だった
常磐千代田線に乗って赤坂へ
時間があったので
健寧さんの 芸能人に会えるかも
という希望もありTBSのビルに入る
渡る世間に鬼ばかりに出演している
俳優さんとすれちがったらしい
ビル外のウルトラマンマックスで記念写真
「セーラー服と機関銃」看板で記念写真
大きな顔の長澤まさみとVサインの健寧さん
ライブハウスGraffitiの近所の
赤坂不動尊にお参りする
本堂にあがると作務衣のおばあさんが
お堂の灯りをつけてくれた
般若心経や南無三十六童子をお唱えする
リハーサルをする
また外に出て夕食
豊川稲荷東京別院をお参りする
一ツ木通りのお地蔵さんもお参りする
いよいよ
ステージのすわりが悪い椅子に腰掛け
ギターを手にして寒風を口にして
後ろの正面 だあれ?
第六弦をゆるめて青春って123ジャンプの
イントロを弾く
健寧さんが鳥取から飛んできて
赤坂Graffitiのステージに着地した
一身頂礼
南無三 六六三十六
掲諦掲諦 波羅掲諦 波羅僧掲諦 菩提娑婆訶
ツイてますか ツイてまーす
赤坂の飲み屋で健寧さんは
中国人の店員さんに
大学で習得したという中国語で
話しかけていた
つくばに帰って 翌日は
牛久大仏にお参りする
お土産は茨城名物
納豆味のうまい棒状スナック菓子
品川のバスターミナルに
健寧さんを見送りに行く
ありがとう健寧さん
今度来るときはもっと
ゆっくりしていってよ
そして菩薩nova御開帳を
見守ってくださったみなさん
ありがとうございました
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